びっくり

買ってきた古本を見ていて驚いた。自分と同じ名字の印が押されているように見えたからだ。しかも、かつて父親が使っていた印に似ているようでもある。


しかしよく見ると違っていて、私の名字(二文字)が逆になっているものだった。文字が右上と左下に斜めに配置されていることと、ほんの少し右に傾いて捺印されていることが、私に誤認させたものだろう*1


そういえば、職場近くに読みにくい看板のロゴがあって、「イロイロ」と書いてあるのかな、と思うと、近くにも看板がある。ほぼ同じロゴなのだが、これをみると、なんだ「TOTO」か、とわかるのだ*2。この二つの違いがどこにあるのだろうと思うが、よくわからない。どちらも「イ○イ○」とある感じ*3なのだが、視線の向きや周囲の線の具合によるものなのだろう。


誤読ネタで、忘れかけていたものを思い出した。古書展で「列車大名研究」とあるように見えた本があった。「列車 大名」というのはなんだ、飛行するトクガワなら聞いたことがあるが……*4、と思ってよく見ると、「列車名 大研究」であった。

*1:つまり、右上から左下に読むものなのに、左から右へ読んでしまった。

*2:東陶ではない。

*3:「イ」ほどは傾いておらず、「イ」と「T」の中間という感じ

*4:ジャズ大名」のような語構成を想起したわけである。