あとがき

日本語の近代 (日本の50年日本の200年)

日本語の近代 (日本の50年日本の200年)

の「あとがき」に、

事実、本書の大半は、イ〔ヨンスク〕、駒込〔武〕、安田〔敏朗〕、長〔志珠絵〕四氏の先行研究の成果を参考にして成立しており、理論的な枠組みの多くを酒井〔直樹〕氏の書物に依拠している。

とあるが、第二刷には、更に後書きがある。これの存在には、ずっと気づいていなかった。


「第二刷 あとがき」
 初刷を出版した後、安田敏朗氏から、どこまでが安田氏の議論で、どこからが私自身の議論であるか不分明な箇所があり、読者に誤解を与える可能性がある、との指摘を受けた。第二刷にあたり、そうした誤解の生じないよう、また表現をより適切にすべく、二四七頁、二五〇頁、二五五−二五七頁、二五九頁、二六四頁、三〇八頁の記述を一部改めた。また、安田氏の指摘にもとづいて、引用文中のいくつかの誤りを訂正した。ご指摘いただいた安田氏に感謝します。
                       二〇〇一年三月
2001.5.15 第二刷発行