いろは歌……咎なくて死す

先日の記事にコメントをいただいたので。

いろは歌の「咎なくて死す」については、和訓栞大綱( http://kokugosi.seesaa.net/article/2842700.html )に「韻字にとがなくてしすと置るも偈の意成へし」記されていますが、
http://www.nikkoku.net/ezine/asobi/asb10_02.html
にも書いてあるように、「黒甜瑣語」という本にもあるようです。
http://kindai.ndl.go.jp/BIImgFrame.php?JP_NUM=41017348&VOL_NUM=00001&KOMA=65&ITYPE=0
これは、おおむね、和訓栞と近い時代のようですが、ここには大石内蔵助も登場していて、「咎なくて死す」の謎を解いたことになっています。

忠臣蔵に「仮名手本」と題した時に、四十七という数字の他に、この「咎なくて死す」を意識していたのかどうか。


ちなみに、篠原央憲『いろは歌の謎』カッパブックスの口絵には、「いろは歌の謎に挑んだ学者たち」というのがあって、契沖・賀茂真渕・貝原益軒・大矢透・高橋愛次と並んで大石内蔵助の肖像が載っています。


なお、『伊呂波考』の作者である高橋愛次の写真は、ここでしか見たことがないような気がします。