「飛翔体」「飛しょう体」

まとめるのが面倒なので。

ヒショータイ 飛翔体?12:18 PM Apr 4th from web

飛昇体かとも思ったが、飛翔体でよいようだ。日本政府の発表12:19 PM Apr 4th from web

「ヒショータイ」の「ヒ」は無声化しないで発音されているので、言いにくさを表わす。12:21 PM Apr 4th from web

「ごたんち」は「あやまった探知」と注釈を付けるのに、ヒショータイにはなぜ注釈を付けないのだ。12:22 PM Apr 4th from web

飛翔体、という言葉は、手許のデータでは、小松左京が使っているものが古そうだ。12:50 PM Apr 4th from web

「翔」は、新常用漢字候補に入っていないんだよね。1:12 PM Apr 5th from web

「飛しょう体」って書いている新聞あるかな。1:12 PM Apr 5th from web

日本国語大辞典に飛翔体の項はないが、航空機の説明中の「ミサイルや宇宙ロケットなどの飛翔(ひしょう)体は航空機とみなされない」の典拠は何だろう。これはどこかで定義されていると思われる。Date:2009/04/06 01:37:38

@awajiya 航空法、ですか。それに、「飛翔体」という語が出てくるか、ということです。私の関心は。で、航空法は何時の制定か、とか。Date:2009/04/06 15:56:03

現行の航空法にはなさそうです。http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S27/S27HO231.htmlDate:2009/04/06 15:57:38

法律にあったら、新常用漢字候補にあがらない、ということはないだろうし。Date:2009/04/06 15:59:48
法令索引でも「飛翔体」はヒットせず。Date:2009/04/06 15:58:41

「専門用語又は特殊用語を書き表す場合など、特別な漢字使用等を必要とする場合には、1、2及び3(2)によらなくてもよい。」にあたるかってことだ。Date:2009/04/06 16:05:12

@awajiya ええ、ここ数十年、珍しいことばではないと思いますが、常用漢字表外の文字が公用文に現れる経緯など知りたく、また、何時まで遡るのかを知りたいということがあるわけです。今のところ、1956年の国会会議録あたりまで遡っています。Date:2009/04/06 16:16:04

諸学会が、当用漢字表内に専門用語を改訂しようと言う動きが多数あったのに、という思いもあるわけ。Date:2009/04/06 16:18:50

これがやはり気になる。http://b.hatena.ne.jp/kuzan/20090406#bookmark-12833899Date:2009/04/06 16:22:23

@yumizou なるほど。交ぜ書きの廃止の方からですね。Date:2009/04/06 16:24:27

@yumizou 「飛しょう体」が法令索引にありました。Date:2009/04/06 16:34:35

輸出貿易管理令(昭和二十四年)だけど、何時の改正から入っているか、分からない。Date:2009/04/06 16:36:37

@yumizou 法令索引でも「飛しよう体」、一件ヒットしますね。Date:2009/04/06 16:51:01

「法令における拗(よう)音及び促音に用いる「や・ゆ・よ・つ」の表記について」、昭和63年ですからね。http://www.geocities.jp/suzuhoumu/koyo/horei-yayuyotsu.htmlDate:2009/04/06 17:09:47

国会会議録では、「飛しょう体」「飛しよう体」は同一視で、昭和32年から。Date:2009/04/06 17:14:12

http://twitter.com/kuzan

http://b.hatena.ne.jp/kuzan/%E9%A3%9B%E7%BF%94%E4%BD%93/

文部科学省、弱いな、防衛省に使われて、と思ったが、文部省、自分で使ってた。http://tr.im/ihps


yumizouさんの、防衛白書で、80年代には「飛しょう体」だったのが、後「飛翔体」になっている*1という指摘はありがたいことでした。

補記

http://d.hatena.ne.jp/uakira/20090406
くわしく調べていらっしゃいます。


なお、あちらこちら拝見していまして、コメントをつける人など、関心の持ち方が違うのに、「そんなの常識だ」みたいな捉え方があるのは、悲しく思います。


上にもつぶやいているように、「表外文字が公用文に現れる」経緯を知りたいと思ったわけです。政府発表が公用文でなければ、公用文などごく狭い範囲に限られるだろう、と思うわけです。個人の表記が常用漢字表に縛られない、というのは言うまでもないことです。

「公用文の書き方」にいう、「専門用語又は特殊用語を書き表す場合など、特別な漢字使用等を必要とする場合」にあたるのか、ということです。


法律の条文で「飛しょう体」になっている*2のは、これが公用文だからでしょう。

(訂正)
常用漢字表前文の、「法令」だからですね。失礼しました。

存疑

政府の発表は「ヒショータイ」って音声だけ、ってことはないだろうな。それに誰かが勝手に漢字を当てたってことは。