2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『尋常小學書キ方手本 第三學年用上乙種』明治四十三年

明治四十三年三月九日翻刻印刷 明治四十三年三月廿五日翻刻發行 著作權所有 明治四十三年三月十二日 文部省檢査濟著作兼發行者 文部省 書者 香川熊藏 翻刻發行 大阪書籍株式會社 兼印刷者 代表者 三木佐助 發賣所 國定教科書共同販賣所 参考 http://tonan.se…

静清

ニュースを見ていて、「静清バイパス」を「せいしんバイパス」と読んでいるのを聞いて、ちょっと意外の感を持った。 「清」をシンと呼ぶのは、唐宋音、厳密に言えば中世唐宋音だ*1。中国語のng韻尾をンで読む(イやウでなく)、という特徴を持つ。常用の字音…

半藤氏「漱石時代の新語」確認

漱石造語伝説だが、半藤氏のものは、『明治のことば辞典』だけで、漱石以前の用例がおおむね拾える。半藤氏は、『明治のことば辞典』に載っていると言うことが「新語である」と捉えたのであろう。 http://d.hatena.ne.jp/kuzan/20080424/1209051941 に掲げた…

「不可能」と「能くすべからず」

しつこいようですが、今日も漱石造語伝説。 http://d.hatena.ne.jp/kuzan/20080424/1209051941 ここに書いた、半藤氏の文章の前段に、不可能・反射・無意識も「漱石先生が時代の尖端を切って」とか「新語」とか書かれていた。 このうち、「無意識」は、半藤…

はなぞの

阪急西院から歩いて行く。 このあたりは12〜3年ぶり。 会そのものに加え、 http://b.hatena.ne.jp/kuzan/20080325#bookmark-7997477 http://b.hatena.ne.jp/kuzan/20080415#bookmark-8246827 これらの抜刷を頂くことが出来ました。

志村正順アナ訃報を聞いて

志村正順アナのことは、 http://d.hatena.ne.jp/kuzan/20051206/1133844597 ここで書いた本に詳しいのだが、今、どこにあるのやら。 さて、後楽園球場の巨人戦は日本テレビの独占であるはずなのだが、天覧試合はNHKテレビでも中継していて、それで志村正順ア…

カラオケ

逢わずに愛して(クールファイブ) 川内康範作詞 北航路(森進一) 阿久悠作詞

四天王寺

2時半にナニは終わったものの、いろいろとせねばならぬことを片付け、飛び出たのは15:30前。四天王寺についたのは、もう16:30前。まず、稲野と水明洞のブロックが目についたのでそのあたりから。 校本賀茂真淵全集思想篇の上下などは1冊300円なので、つい買…

本山、空を見る?

「空を見る」*1ではありません。本を見る、です。 *1:小樽古代文字歌謡のひとつ、石狩挽歌 http://www.uta-net.com/user/phplib/view.php?ID=642 を連想します。命令形ならスーパーマンですが。

漱石造語伝説の大源流「漱石が率先して使った新語」

漱石が造語した、と世間で言われるものの大半は伝説である、ということを申し続けておりますが、続・漱石先生ぞな、もし (文春文庫)作者: 半藤一利出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1996/12メディア: 文庫 クリック: 9回この商品を含むブログ (2件) を見る…

我が世誰そえ 常ならむ

亀井孝氏の仮説、いろは歌は四十八だったかもしれない、というのは、月刊言語の投稿欄「言語空間」(1978.12)で発表されたが、小松英雄『いろはうた』中公新書ISBN:4121005589、「発表されたのは遅いが、ずっと以前からの考え」と記されている。「ずっと以前…

残念

緑地の天牛に行ったのだが、なぜか閉っていた。何か書いてあるようだったが、近寄ってまでは見ず。仕方なく、東豊中の古本市場へ行くが、成果なし。一冊、買おうかと思った新書があったのだが、レジに並ぶのが面倒になって、何も買わず。

文法化の文法家

文法などの研究発表などでBybeeという名前を見る度に、頭の中で、ベイ・シティ・ローラーズが「バイバイ・ベイビー」を歌い始めて困る。

幽霊語

http://d.hatena.ne.jp/kuzan/20080411/1207927302 ここで、この幽霊語は、辞書の世界だけのことだったのか、と書いたが、用例があった。 いにし明和のころ風はけしかりけるとし、枝はふきをられてからのかきりたちからしになりにたり 書いたのは富士谷成章…

啄木

今朝の産経新聞(大阪版)。 啄木の「啄」の字の線が細いような気がして、見ると点がない。これが14面の小川宏へのインタビュー記事。 15面にも啄木のことが書いてあって、これは第二テレビ欄。こちらの啄には点がある。

水曜天牛

今日も少し。子供の大科学―「あの頃」遊んだふしぎ玩具、教材 (光文社文庫)作者: 串間努出版社/メーカー: 光文社発売日: 1997/10メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (4件) を見る250円ああ、ダブったみたい。 http://d.hatena.ne.jp/kuzan/20…

江戸の食い倒れ

http://d.hatena.ne.jp/kuzan/20080413/1208104529 の続きです。コメント欄でhigonosukeさんからお教えいただいた、読書家の新技術 (朝日文庫)作者: 呉智英出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 1987/10メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 13回この商品を含む…

阪神間

西宮に用事があったので、めぐろうと思った。最初、三宮のサンパルあたりも考えたのだが、六甲でおりて、口笛文庫へ。店頭の100円から、旅行カタコト 京都(みやこ)ことば会話作者: 編集工房かしゃ出版社/メーカー: データハウス発売日: 1994/10メディア: 新…

「京の着倒れ、○○の食い倒れ」

呉智英氏の産経新聞連載。 http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/080413/acd0804130409002-n1.htm http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/137246/ 「マスコミよ、通説を疑え」という趣旨はごもっともである。 一番有名なのは「京の着倒れ、江…

ハモの味

昨日、カラオケの話を書いたのは、昨夜、家人が見ていたテレビで、カラオケの採点をやっていたからだが、書いているうちに、数日前に、やはり家人が見ていたコーラスグループの競い合いの番組のことを思い出した。 ホンの一部しか見ていないので、そうでない…

昔話、歌うバイト

大学生の頃、多分1980年か、遅くても1981年、ちょっと変わったバイトをした。合唱団のソプラノの子から誘われたバイトだ。当時はまだ、学生はあまりカラオケに行かないころではなかったかと記憶する。82年頃になると、若者が行く店にもカラオケが増えてきた…

暗窓穢机

eguchiさんの部屋、私の部屋よりもずっとずっと綺麗だなぁ。 http://www.yonosuke.net/~eguchi/papirer/papirer200804.html#p20080405当方は、ハンガーフォルダーを入れようにも、机の引き出しを開けるのが面倒な状況です。 amazon:ハンギングフォルダー 「…

幽霊語「たちがらし」

http://d.hatena.ne.jp/k980504/20080411#1207922132 広辞苑以前を知りたいと思いました。 まず、雅言集覧*1にはない。 http://kindai.ndl.go.jp/BIImgFrame.php?JP_NUM=56000205&VOL_NUM=00002&KOMA=13&ITYPE=0 http://www.let.osaka-u.ac.jp/~okajima/PDF/…

恒例水曜日

緑地の天牛書店へ短い間ながらも行けた。作者の家―黙阿弥以後の人びと (第1部) (講談社文庫)作者: 河竹登志夫出版社/メーカー: 講談社発売日: 1984/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (4件) を見るが50円であったのは嬉しかった。作者の家〈第1部〉―黙阿…

書籍画像リーダーが欲しい

pc

http://www.jepa.or.jp/news/keyperson.php?id=133 ここを読んで思い出したのだけれど、たしか、以前、どこかに、書籍を画像化したものをうまく読ませくれるようなものが欲しい、と書いた気がするのだが、見当たらない。 現状では、縦書きの書籍などは、各行…

連関

http://d.hatena.ne.jp/kuzan/20080316/1205732582 ↑ここで書いたことと、正岡子規『墨汁一滴』墨汁一滴 (岩波文庫)作者: 正岡子規出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1984/03/16メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 9回この商品を含むブログ (14件) を見るが…

呼び名

私の使っているレッツノートは、「烈公」と名づけています。今使っているのは、「rekko2」

勘違い

NHKラジオのアーカイヴスは土曜日であって日曜日ではない。 「にっぽんのメロディー」を聞き逃したようです。