聴取中

著作権保護期間の延長問題を考える国民会議

暫定版がアップロードされたので、聞いています。
http://thinkcopyright.org/resume.html

そういえば疑問

この問題についてのblogを眺めている中で、古くは「死後35年」という記述を数ヶ所で目にした。
私が知っているのは、死後30年なのだが、50年に移行する暫定期間で、35年という時期があったのだろうか。

青空文庫の95%

三田誠広*1が、青空文庫に賛同できない5%としてあげられた部分。現在、出版されているものを青空文庫に入れること。

この問題、私は、発言者に40%ほど賛同の気持ちがある。つまり、青空文庫に2%ほど不安な部分があるということ。

全集に入ったものを、そのまま底本として、どんどん青空文庫に入れるのはちょっとやり過ぎかな、と思うわけだが*2、全集や文庫に入っていてそれが現在売られている作品を青空文庫に入れるのは問題ないと思う。

そうしたものを外すことは、青空文庫をやせさせることになるし、出版産業に独占させることになる。「売っています。品切れなだけです」と言われそうだ。


出版する側は、註を付けたり、解説を加えたり、付加部分で勝負すべきだと思う。


補記:
発言者を間違えておりましたことをお詫びし、訂正させていただきます。申し訳ありません。
ご指摘に感謝いたします。

*1:当初、聞き間違えて「山形浩生氏」と記しておりました。コメントでご指摘いただき、訂正いたしました。司会の方が「山形さん」と呼びかけた後に話を始めていらっしゃるように聞こえたので、間違えたのですが、映像を見ますと、三田誠広氏が挙手して発言していらっしゃるのが確認できました。

*2:苦労して発掘してきたもの、その全集以前には存在が知られていなかった未発表作品などを入れるのは、問題だろう