義賊・鼠小僧くうざん

http://d.hatena.ne.jp/NOV1975/20061214/p1
ここのコメント欄で、著作権の保護期間が切れていても、著作者の子孫には連絡を取るのが礼儀だと考えていらっしゃる方がいらっしゃる。

間違えました。
↑ではありませんでした。
http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama/20061215/1166162109
ここです。上記URLへの言及は下の方にあります。


太安万侶の子孫に連絡した方がいいかな。菅原孝標女の子孫にも連絡を? おっと更級日記藤原定家の手が入っているから、冷泉家にも連絡しないと。


いや、しない。私は義賊なのだ。


うわづら文庫は、海賊版・山賊版*1ならぬ「義賊版」なのだ。遵法ですけれども*2


そんな大昔の人の子孫には連絡しなくてもいいだろうと考える人もいるでしょうが、では、いつから大昔なのでしょう。私は、著作権の保護期間の切れる死後五十年で、連絡する必要がなくなる、と考えているわけです。子孫を捜す努力もしなくてよい、と考えるわけです。


たしかに、「早く来い来い死後五十年」と考えてしまうことが時折あるのは、我ながらぞっとします。やはり「賊」なのでしょう。でも、「義賊」のつもりです。「義」がないというのなら、「侠賊」でもいい。

http://d.hatena.ne.jp/NOV1975/20061214/p1
ここの題名「なんで著作者の配偶者や子供だけ」に続くことば、私なら、「著作物を受け継ぐことにしたいのでしょう」としたいところです。五〇年たったら、藏を開いて、全世界にばらまきましょう。

*1:山田忠雄氏の用語かと思っていたが、池上禎造氏も使っていたらしいから、国語国文学界ではかつてよく使われた用語なのだろうか。

*2:法律のすきまをくぐっているのではなく、著作権法の精神に則って遵法である。