東京の西の方

 新宿京王の古書市、古めの辞書類を中心に、7000円ほど購入。

ブラウザが終了して書いたのが消えた。……ということを書いたのは、帰りの車中で、京ぽんのテンキーで、しょぼしょぼと書いていたのに、それが消えてしまったのがショックだったから。

帰宅して、パソコンのキーボードでしゃんしゃんと打ちたいところだ。しかし、これも、Aが剥がれ、Dも反応が悪い。まあ、書きます。

京王では、文雄『九弄弁』を買うかどうか悩んだ。コピーして持っているので、中身は分かっている。これを全く自分のものにしてしまうための購入である*1。それには、もう少し安くあって欲しいと、購入を見送ることにした。

中央線で荻窪へ。この駅は降りたことがあるのかないのか。いずれにせよ、古本めぐりは初めてである。まず、駅で蕎麦を食べてから、南側の東の方に向かう。まずは岩森書店があったので入る。興味を持った本が何冊かあったが、買わず。さらに東へ向かう。ささま書店。こゝはもう少し混沌としたところかと思っていたが、かっちりとした古本屋さんでした。105円のを六冊。

時間がないので、これだけで荻窪を後にする。ささま書店を見る、という目的を達すれば、まあよいだろう。高円寺へ。西部古書会館の位置は、前回来たときに、「もう今後は間違えないだろう」と思ったのに、今日も、筋を一本間違えた。

こゝでは、普段の自分の関心の他に、1978年ごろの野球雑誌があったので、買うべきものがあるあろうと、目次などを見て行く。このあたりの週ベは、目録などに載ると、2000円ぐらいしたりするので、300円から500円という根付けに心が動く。週ベ二冊とベースボールマガジン一冊を購入。買ったものは、いずれ、ここに載るでしょう。
その他には、ちょぼちょぼと買って、東京駅に戻り、のぞみに乗って帰る。


どこか大きな新刊書店に行く時間があれば、BOOKISHを買いたいと思っていたのだが、暇がなかった。六号が欲しいと思っていた*2
ジュンク堂にも、なかなか行きださないもので。

そういえば、昨日古書会館で、地階からあがって一階の受付の所を見ると、「古本屋が書いた本 展目録、500円、希望の方は……」と書いてあったので、受付の人に聞いたのだが、要領を得ない。その人は、土曜しか受付に居ないので分からないのだ、と。


京王で『東北の文庫と稀覯本』無明舎 1987を買ったのは、秋の学会が仙台であることにちなんで。開催は十一月なので、残念ながら火星の庭 での、田中栞さんのイベントには行き会えない。

同じく、京王で買った久保天隨『漢語辞彙』は、後の久保天隨の漢和辞典の源流だろうと思っての購入、1500円。近デジの画像と比べると刊記が微妙に違う。購入した方は、「明治卅七年五月二十日印刷、五月廿四日発行」なのだが、近デジは、日付の所にゴム印でも押しているのだろうか、「二十六日印刷、三十日発行」としている。あと、買った方が、広告が二ページ多い。

高円寺で買った大隅和雄『事典の語る日本の歴史』そしえて文庫ISBN:4881692135、知らなかった本。事典で日本史関連項目を引いてみました、なんて本じゃないだろうな、と不安でしたが、事典の歴史の本でした。著者は中世史の研究者だそうですが、和名鈔の時代から『日本百科大辞典』まであつかっています*3

*1:「紐付きでなくする」といつもは呼んでいる。著作権はとうに切れているし、所蔵者が自分、ということになれば、誰にも遠慮することなく使える資料となる。

*2:7/1に買った『芝居名所一幕見』について、kanetakuさんが書いてらっしゃるのに気付いたので。

*3:webcatplusに目次がありました。