2011-01-01から1年間の記事一覧

赤堀又次郎

ゆまに書房から、書誌書目シリーズで、書物通の書物随筆というのが出て、その中の2冊が赤堀又次郎、読史随筆と紙魚の跡。 http://www.yumani.co.jp/np/isbn/9784843336861書物通の書物随筆 第1巻 読史随筆 (書誌書目シリーズ 97)作者: 赤堀又次郎,宮里立士,…

大文字メモ

享和二年に曲亭馬琴が大文字の火について書いている。 大文字火は十六日夕方より同時に火を点す、誠に一時の壮観なり。はじめに妙法の火、次に左り文字の大字、次に大文字なり。十六日昼より雨ふり黄昏に雨やみぬ。しかれども今夕大文字は火をともさず、十七…

カウント

この「くうざん、本を見る」のカウンター表示数を、 http://kokugosi.g.hatena.ne.jp/kuzan/ のカウンター表示数が超えたことに気づいた。 嬉しいものである。 http://kokugosi.g.hatena.ne.jp/keywordlist の数は入っていないが、こちらの方が、本体とも言…

ひとりびとりのひとびと

国語辞典類で、「ひとりびとり」が首見出しのものが多いようだが、それはさておき。 青空文庫の検索(ひとりびとり or 一人びとり)漱石の「坊っちゃん」は、ルビ部分である。自筆原稿にはルビはない。上記検索から漏れるものとして、 http://mirror.aozora.…

岡本綺堂「半七聞書帳・三河萬歳」

文藝倶楽部の二五巻一号というのが出て来た。 それに岡本綺堂「半七聞書帳巻の一 三河萬歳」というのがあった(pp.2-29)。 捕物帳ではなく聞書帳なのだな、とも思いながら、現行のものとどれぐらいちがうのだろうと、青空文庫のものを見てみた。 http://www…

異伝

「でんでらりゅう」の歌に初めて触れたのは、Wikipedia*にも書いてある「屋台のおっちゃん」の歌。 次は、合唱曲か。三善晃の無伴奏混声合唱曲「おてわんみそのうた」に入っている「でんでれずんば」であるが、この組曲は「東京のわらべうた」という副題が…

コンビに安心、都合がよい

いつから「コンビニ」? http://d.hatena.ne.jp/L-Komachi/20110113/1294923452 の件。 見坊豪紀『現代日本語用例全集』第二巻によれば、日経新聞には、1974年に「コンビニ店」、1980年に「コンビニ」の例がある。ともに見出しとのこと。 「コンビニエンス・…

年賀状

斷腸亭日乘 昭和六年 ・正月四日、晴れて暖なり、午後神樂阪の鶴福に徃き園香を招ぎ夕餉を食して歸る、燈下新年の賀状を閲す、文士画工の年賀を機會となし自家の抱負をれいれいしく廣告するもの尠からず、實に厭ふべきものなり、醫者辯護士等の廣告がはりに…