大阪古書会館
大阪古書会館で会計をしようとしたところに激しい雨が降り始め、今、会館前で立ち尽くしている。
今日は専門書を一冊買ったのだが、これが、他の十数冊の総額よりもぐっと高い(とはいえ、専門書としては安い本である。)
買わなかったが、森繁夫の『人物百談』*が百円だったのには驚いた。
他に、宇野信夫の文庫本で持っていないのが200円だとか、書き込み有りだが100円だとか、あったのも購入*1。その前の列に並べられていた内田百間の旺文社文庫が、1500円だとか付いていたのに比べると、えらく安い。もし百間の値段を先に見ていたら、宇野信夫の値段を見ようとはしなかっただろう。
それから、久しぶりに、雄弁モノ、姓名判断モノを100円で購入。
あまりのんびりしていると、阪急の時差回数券が使えなくなるので、小降りになったところで、小さな傘に身をすくめて歩き出す。濡れるが、さほど不快ではない。
四時前に梅田に着いたが、古書のまちでセールをしているかも、と見に行く。やはりしていたので、時差回数券にはこだわらず、ひやかす。
結局ワゴンからは買わず、梁山泊の百均を二冊買って退散。
梅田付近では、全く雨は降ってないように見える(「いっちょん降りよらんごと見える」ではなく、「いっちょん降っとらんごと見える」。地面が全く濡れていない。)。
*1:『かまわぬ見ます―団十郎のはなし』旺文社文庫ISBN:4010643390、集英社文庫の『江戸おとし咄』2冊ISBN:4087507246,ISBN:4087507335、文春文庫『はなし帖』ISBN:4167237024。