本棚

以前書いた、私の育った家にあった唯一の本棚*、無惨にも、裏口の横に靴箱と化して置いてあった。

色も妙なペンキで塗られてしまっているが、もっと木目が目立つ緑色系のニスのようなものが塗ってあった。。また、右側の部分には扉が付いていた。ガラスがあったのだろうが、私の覚えているのは、ガラスの代わりに布で目隠しがしてあった頃。左の二段に『国民百科事典』が置いてあった。全体的に白い背表紙で、字の書いてある部分が緑か茶色だったと思う。