2005-11-03 目録で購入 古本めぐり 現世さんから小川菊松『商戦三十年史』*1を購入し、そのついでに「サンパン」第三期11号も購入した。その中の、矢部登「結城信一の一つの青春」を見ると、「井上宗雄」という名前が見えて、読んでみると、やはり歌壇史の井上宗雄氏であった。教え子であるという。他に、林和比古・高橋一夫という国語学者の名前も見える。国際学友会日本語学校の話である。また、p35に『オール讀物』の昭和27.6の目次が見えるが、大宅壮一・岩田専太郎・福田蘭童・小野佐世男「恐妻知能犯(座談会)」が見える。「恐妻」は気になる言葉である*。曾根博義「金児杜鵑花・伊藤整・素人社」には、 生田長江閲『現代語辞典』素人社編 大正十二年十二月 が見える。サンパン、買ってよかった。 *1:誠文堂新光社の歴史