本を人に見せる

ちょっとズレるが、思い出した話。中野三敏先生の『本道楽』講談社ISBN:4062117932氏の逸話。

本屋のサービスというものは、安く売ることだけではなく、本を人に見せることを嫌わない人に売るのが第一だ、とも言われた。(p211)

複製本が出ると本の値段が下がるのだとすれば、人に見せず複製本を作らず、という人に売った方が、古本屋としては高値安定でよいのだろうけれど。

横山重『書物捜索』は、ずっと以前に図書館で借りて読んだきりだが、復刊して欲しいものだ。手許に置いて読みたいが、古書価が高い。