同時多発

充電日記「新居に慣れない」2006年04月17日 で、風呂の装置がしゃべる話が出た。これ、面白いのです。

で、今日は、産経新聞(大阪)の夕刊に藤田真一氏が、やはりしゃべる風呂の話を書いていた*1。同時多発ですね。そこでは「オユハリウンテンヲカイシシマス」「オフロガワキマシタ」とのこと。話は同時に流される電子音楽に移り、最初は速くて分からなかったが、パッヘルベルのカノンだと気付いたという。

このお風呂ミュージックも編曲物のひとつといえるのかもしれない。
とあるが、既に編曲されたものを取り入れた可能性もありそう。例えば、クリスマスイブとか。

クリスマスイブといえば、雨が雪に替わる、というものだが、それとオフコースの「さよなら」を関連させて説いたものを最近読んだ。「外は今日も雨 やがて雪になって」というもの。私はこの「やがて雪に」は、「昨日も雨、今日も雨、明日も雨」と降り続いているうちに、「今日は雪」となるのだと感じていた。「も」がそう感じさせているのだろうと思う。

雪が雨に替わる歌は、平浩二の「夜の駅」だったか、「夜の駅前」だったか、「冬の駅」かな、「雪が雨に替わって 歩く道を汚す」というのがあった*2。もう一つ知っているのがあったが思い出せない。

さて、話を戻して、風呂の湯沸かし。今、うちにあるのは、電子音だけ。以前いたマンションでは、やはりしゃべっていた。

開始時   なし(電子音のみ?)
何分か前  もうすぐお風呂にはいれます
出来上がり お風呂が沸きました(だったと思う)

「もうすぐお風呂にはいれます」は、ちょっと違和感があった。そこまで言い切れるのか、お前は、という感じ。浴槽の汚れを洗い流し忘れて、汚れや泡だらけのお湯が溜っているかもしれないではないか。風呂の準備は出来ても、こっちが忙しくてはいれないかもしれないじゃないか。

出来れば音を替えたかったが、それは出来なかった。今の風呂の電子音もやや不快なので消すか替えるかしたいのだが、できない。

宿舍に済んでいたときは、湯沸かしは寡黙だった。默ってお湯を入れるだけ。でも、浴槽から溢れてもお湯が停止するわけではない。ホームセンターで売っている自動止水器も、お湯の出口には付けられない。お湯が浴槽から溢れたときには、それを発見した私の口から音楽が流れ出る。ダバダーダバダバダバダー。


キーワードを見てびっくり。「ダバ」に、風呂に入らないという意味があるって? 知らん知らん。私が言いたかったのは、浴槽から水が溢れる様子を示すオノマトペのダバダバなのだ。

*1:藤田真一氏にも、その真上に記事の載っている脇田晴子氏にもお会いしたことがあるのです。

*2:ヒットはしていないと思う。私も、「平浩二の……」とかいうラジオ番組でしか聞いたことがない。ここで何度も聞いたので覚えた。