思い出す

昨日書いた、香椎で思い出すこともう一つ、N先輩の引っ越し。本を入れた箱を運び入れ、積んで行く作業が終わりに差掛かった頃のことだった。押入のような床の所を、N先輩が指差し、「ここに本棚を置こうと思うとるけど箱を積んどいて」とかおっしゃり、運び込む皆も、なるほど、とそこに箱を積む。

その時、床が、ボキッという音を立てたのだ。みな、息を呑む。Nさんは、困った様子を皆に見せまいとしてか、「いやあ、なんとかしますから」というように言って、引っ越し作業は終わった。

あの床はどうなったのだろう。Nさんはうまく本棚を置けたのだろうか。退去の時、敷金はどうなったのだろう。