服薬

朝飲んだバファリン二錠が、まあ効いて、昨夜の内に飲んでおけばよかったと後悔するが、先に立たず。

一昨日、「違うことを同じような「世代」という題で書きかけた」と書いたが、小松左京『SF魂』を流し読みしながら、繋がっていたのだ、と思った。

先日、書きかけたのは、去勢すべきか否か、ということ。去勢した方が健康によい、と言っても、飼い主の意志で子孫を作らせない選択をしてよいものかと悩む*1

高校生の頃、人は何のために生きるのか、人類が発達して何になるのか、と考え、結局、次世代のために、さらには子孫のために、と考えざるを得ない、という風に思うようになったのだが、それは、SFを読んだ影響であろう、と『SF魂』をめくりながら再認識したのだ。


後の世に伝えてゆきたい、という風によく考えるのも、その流れにあるのだろう。


そういえば、大学の時には、『生物学個人授業』『はみだし生物学』で、「交合は校合なり」と、うなったのだった。小松さんは、写本ではなく、コピーと言っていたけれど、異本の校合であると見るのがわかりやすい。本文を正しく*2伝えるために校合するのだ。校合を行わない単性生殖よりも誤植が少ない。


それから、『日本沈没』は、1973年の3月のようで、ぎりぎり六年生だから、出てすぐ入手したとしたら、六年生という記憶は合っているが、どうだっけ。


しかし、「日本沈没」の原題は、「日本消滅」だったのか「日本漂流」だったのか、ちょっと気になる。『日本沈没 第二部』もちょっと立ち読みしたのだ。

*1:去勢した方が長生きだというのが本当なら、新しい個体を生み出せないとなると、せめて長生きするしかない、ということなのだろう。

*2:「よりよく」とみる考え方もあろうが、〈これまで伝えてきたものとあまり変わらないように〉の方が、腑に落ちる。