面倒なチェック
OCRしたものでも、引用したり、シャブリ尽くしたりすることがないものは校正しないようにしている。
校正しないとなると、一連の作業の中でもっとも面倒なのは、スキャン時に脱落がないか、というチェックである。
普通の本で、ちゃんと毎ページにノンブルが付いている場合にはチャックしやすい。元のページ数とスキャンされたページ数を比較すればよいからだ。
ただ、挟み込んである写真のページなどが、ページ数の外になっていたり、紙が挟み込まれていたりして、それが狂わせる場合もある。予想されるページ数よりも多く出てきた場合には、気づくわけだが、たまたま挟み込まれたものと、漏らしたものが同数であった場合には、漏れに気づかず、あとで面倒なことになる(紙束をひっくり返したり、どうしようもなかったり)。
また、ページ数は合っているのに、折り込みや捻りなどによって、ページの全体がスキャンされていないこともあり、これもあとで発見して悲しむことがある。
困るのが変則的なノンブルの場合。どちらかのページに、「102-103」などとしていたりするものなど。写真や絵のページにノンブルを打たないものも困る。
本以外のもの、たとえば、発表の「レジュメ」(プリント・ハンドアウト)は、ノンブルが打ってあっても、一部あたりのページ数が少ないので点検が面倒だ。ぶっ続けでレジュメにセッする場合には、通しでノンブルを打てばよいのだろうが、面倒だ。ナンバリングスタンプを導入すればよいだろうが、きっと、必要なときに出てこない、となるだろう、私の場合。