相撲から連想する

テレビで相撲を見てたら黒木瞳が出てた。福岡出身で、魁皇やら千代大海を応援しているらしい。
私が見たら魁皇はきっと負けると思ったが、なんとか勝った。

黒木瞳は福岡県出身で私と同い年。高3の夏休みには、福岡市の予備校、水城学園にも通っていたという話を読んだ。で、それをサボって「さらば宇宙戦艦ヤマト」を見に行った、という話だった*1

私は、水城学園には通っていないが、福岡の県立高校の特徴といわれる学校内に建てられた予備校での夏休み補習帰りに、タダ券を持って「さらば宇宙戦艦ヤマト」を見に行った。ボーイフレンドと行ったという黒木瞳とは違って一人でだ。黒木瞳は映画を見て感動の涙を流したと言うことだが、私は、映画館で社会勉強をし、涙こそ流さなかったが、悔しい思いをした。

映画館に入場すると、くじを引いて下さいと言われ、引くと、「あたりです。真珠が当たりました。」と、小さな袋に入った真珠らしきものをくれた。そして、「せっかくご当選なさったのですが、このままではもったいないので、ネックレスや指輪に加工なさいませんか」というように来た。私は、そんなものは要らないし、プレゼントする相手もないし、不要だと思ったのだが、ふと母親のことを想起し、これをやるのも悪くないと思ってしまった。まさに、気の迷いだ。で、いくらだったか忘れたのだが、金を払ってしまい、真珠のようなものの付いたネックレスを手にしてしまったのだ。私が「しまった、やられた」と気づいたのは、小さな袋に入った真珠を返そうとしたときに、「それはサービスですから、そのままお持ち下さい」と言われたとき。
うーむ、やられた、と思ったのだ。「あたりました」に弱い、ケチ心による敗北だ。

九州場所

九州場所が50周年だそうだ。今、築港の?福岡国際センターで行われている九州場所だが、その前は薬院九電記念体育館で行われていた。私が相撲を見たのは、そのもう一つ前、天神の福岡スポーツセンターでだ。施設名が思い出せなかったが、近くにあった映画館「センターシネマ」*2から思い出した。スケートリンクがあったのも此処ではなかったか。

で、私はここで、輪島貴ノ花の一戦を見た。輪島が勝ち、私は悔しく思ったのだが、このとき輪島は怪我をしたらしい。2階席から見ていたので全く気づかなかった。休場して不戦敗となったがこの場所の優勝は輪島だった。
この年の九州場所は17回目。たしか、前年の16回目も見に行ったはずだ。
しかし、相撲も長く見に行っていないものだ。

*1:朝日新聞の夕刊(h9.4.5)に載ったものらしいが、私は、佐藤健『私の文章論・言葉論』1999*に引いてあるもので読んだ

*2:たしか300円で古い映画をやっていたところだ。