甘棠館
高校時代にその存在を知ってから、亀井南冥は好きでした。といっても、高校生が漢文の著作を読むわけではなく、単に修猷館に対抗した、ということが気に入っていただけです。
修猷館が東、というのが、落ち着きませんでしたが、博多ではない福岡ですから仕方がありません。
さて、
- 作者: 三浦佑之
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また、中野三敏・日野龍夫・水田紀久という近世文学研究者の文章も引いてあるが、このあたりをもう少し考証してあるものを読みたい。藤貞幹の胡散臭さを、最初の方では言及せず、後の方で出してきたのは、なんとなく落ち着かなかった。藤貞幹のあやしさを知っている我々は、出たな、って感じで読むのだけれども。
- 作者: 大谷光男
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『廣文庫』の「印」の項も参照できる。
「仙崖」は、「仙厓」とするのが普通だが、誤植か*1。
amazonの現在の表示では、副題が「王」ではなく「士」になっているので、報告しておいた。こういうので、ポイントがもらえるのであればどんどん報告するのだが。
http://homepage1.nifty.com/miuras-tiger/
http://homepage1.nifty.com/miuras-tiger/utagaukotokara.htm
*1:JISの第二水準までにない字だから代用字か。