新宣命書き
くらいし・たけしろー「コクゴとカンジ」*1の表記は、仮名大書の宣命書きで、漢語を片仮名にしたものだと思っていたが、最後に編集部の附記があった。
大小とも同じ列になるやうにとのことでしたけれど都合でそこまで徹底した組方が出来ませんでした。
つまり、くらいし氏は宣命書きのように付属語を右下に書くのではなく、真下に書きたかったのであろう。
「なって」の「つ」も「て」も小さく右寄せしてあるのだが、促音の「っ」は右下希望だったのだろうか。
コクゴ・モンダイといえば、ホーメンがいろ/\あるよーにみえるが、いまモンダイになっているかぎりでわ、ケッキョク、カンジのことがチューシンであり、
上では、「なつて」の「つ」は促音用の文字を(フォントサイズを変えずに)。「て」はフォントサイズを小さくして*2書いています。
これ、倉石武四郎著作集にはいっていましたっけ。
宣命書きと言えば、
- 作者: 新福尚武
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1987/11
- メディア: 文庫
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宣命書きって何?という向きには、
http://www.k5.dion.ne.jp/~plan/senmyou/senmyou.html
これが案外わかりやすかったりする。
ちゃんと図示してあるから。