山田孝雄は篠山だ

http://d.hatena.ne.jp/kuzan/20080823/1219505282
のつづき。

大出晃『日本語と論理』に阪倉篤義『日本文法の話』の引く、山田孝雄の思い出話が引用してあり、これには、「丹羽国篠山」と明記の上、「教科書は関根正直氏の普通国語学で」とまで書いてある。
どこからの引用であるのかを知るためにも、『日本文法の話』を見ておきたい。


なお、関根俊雄『日本語の認識』p163に、

係助詞のハを正直が格助詞に誤ったことは大分世間に喧伝された。(例、大出晃氏「日本語と論理」。)故人に代って叩頭。

とある(直前に「亡父正直」とある)。


関根正直が誤ったわけではないのですけれどもね*1

http://hiroark.blog.bai.ne.jp/?eid=136251
柳風子ブログでご教示いただきました。

さらに補

『日本文法の話』(改稿の方)をみたら、『日本文法論』や『日本文法学要論』から要旨を抜き出したものとのこと。角川全書は持っていないのです。
ああ、ゆまにから復刊が出てたのでした、
isbn:4897148855

*1:山田孝雄に依れば萩原廣道あたりから