天気予報のことば

「あめ、降り始めるでしょう」というような言い方を、民放ラジオで気象予報士がしているのを聞いた。


言語生活400号(1985.4)の「読者と編集部」欄に、見坊豪紀氏が投書している。

今から十年前、岩淵悦太郎氏(故人)は、NHKの天気予報は、「天気回復します」「天気下り坂です」などと言って、けっして助詞を付けないのはおかしい、と述べています。(「毎日新聞」75年3月11日夕刊2)

「けっして」ではなくなっているが、35年ほどたっても、引き継いでいるわけである。