高円寺は遠し

立川の宿で、日曜日も西部古書会館で古書展が行われていると気付き、立川から東に向けて電車に乗るが、高円寺というのが脳内地図よりもずっと東にあることに気づいた。しかも、三鷹で快速に乗り換えても、更に普通電車に乗り換えねば高円寺へは行けないことが分かり、これは行っても殆ど本を見ることは出来ないと断念し、荻窪で降りて、ささまにでも行こうと思った。


ところが、ささまは閉っていた。岩森書店へ。
存在に気づいてなかった、兼築清恵「時代とことば」*の入っている『ことば・詩・江戸の絵画』 *というのが有ったのでこれを買い、ブックオフへも足を伸ばす。駅前で何気なくティッシュを受け取ったら、ブックオフの50円券だったのは幸いであった。


ブックオフでは、なんと、谷沢永一のベスト新書『運を……』があったので、これを購入。西に戻る電車で早速読む。
むむむ。


この本でも今井源衛先生のお名前に「げんえい」の振り仮名があった。お名前は「げんえ」であり、「げんえい」と言う場合があっても、それは、有職読み的な意味合いがあるのだと感じている。