玄界島

玄界島」といわれてピンと来なかった。宗像郡の大島、沖の島、地ノ島、新宮沖の相ノ島*1の他に、そんな島があったろうか、と思ったわけである。「福岡市西区」と聞き、「あれだったか」と思ったのは、小呂島(おろのしま)。

ニュースで「博多湾に浮かぶ」に首を傾げたが、地図を見ると、「博多湾に浮かぶ」とはちょっと呼びがたい気がする。リンク先にもあるように「博多湾の入口」が適当だろう。

姪浜船場からは、能古島*2にしか渡った*3ことがないし、博多港からも対馬にしか行ったことがないもので、不明を恥じております。

福岡市立玄界診療所のホームページを拝見。医師が福岡(医学部は九大の他に、福大、久留米大、産業医大)からではなく佐賀から派遣されていることを知る。

いずれにせよ、福岡西方沖地震での被害が、早く復旧しますことを祈念致します。



福津市というのが出来たのは噂に聞いていたが*4、ニュースの「佐賀県みやき町」という報道にはずっと「三養基」の文字が浮かんでいて、平仮名町名になっていたとは知らなかった。調べると出来たばかりで(ここ)、基山町(ここ)は入ってないのだな。
なるほど、中原(なかばる)。かつて小倉駅戸畑駅の間に新中原駅が出来たとき、中原駅はどこだ、と思って見つけたのが此処でした。

「基肄(きい)郡」も読みにくいが、合成地名の「三養基」も読みにくかった。
三養基郡みやき町」になるわけだろうが、全国的にもこのような地名*5は増えているのだろうか。「糟屋郡粕屋町」のような例は残るかな*6

*1:江戸時代の朝鮮通信使の記録に出てくる「藍島」はこの島だったはず。北九州市に藍ノ島があってややこしいが。

*2:井上陽水に「能古島の片思い」という曲がありましたが、歌詞の中に島の名が出てこない所為もあって、「のこのしま」と読めずに(「ノーコトーのかたおもい」などと紹介されることもありました。

*3:一度か二度か。そのうち1回は1979年4月。

*4:福間町津屋崎町の合併

*5:「文選読み」を思い出し(違うんだけど)、「もんぜんまち」という駄洒落を思いつきました。「薩摩郡さつま町」を発見したが、意外に少ない。新市ほど新町が多くないせいか。

*6:「糟」はソウ、「粕」はハクで、異体字ではないのだが、福岡県では異体字扱いされているわけであろう。他の町でも「粕屋郡」と書かれることの方が多い。