旺文社文庫のちらし

 ブコフなどでは、帯ははずすし、挟み込まれているチラシや栞なども棄ててしまうようだが、いつ買ったか覚えていない紀田順一郎『落書日本史 戦乱と泰平のパロディ』(旺文社文庫)を見ていたら、中から挟み込み広告が出てきた。「旺文社文庫《特別企画》 内田百間 全作品集」の広告だ。「書店にて12月上旬よりフェア実施!」とある*1。著作三十九冊と関係書四冊(平山三郎編著と中村武志著)が列挙してある。1987.5の『百鬼園先生よもやま話』はリストにない。

そこに、「古き版の言海も有り二十年 文に親しみ 文を疎んず 百鬼園」と書いた筆跡の写真もある。

*1:この『落書日本史』が1986.11.25だから、1986年だろう。たしか旺文社文庫は昭和の内に終わったと記憶しているが、多分1987.6が最終配本か。