紀田

 先日、尾道で買った(\630)紀田順一郎『コラムの饗宴』実業之日本社の約1/3を占める「近代百年カレンダー」と、『近代百年カレンダー』旺文社文庫ISBN:4010643277*1を比べてみた。多分、文章に違いはないだろうが、旺文社文庫の方には挿し絵があった。ただし、小説現代に連載されていたときの真鍋博のもの(『コラムの饗宴』に二枚だけ見える。)が使われているわけではなく、守田勝治。
 『コラムの饗宴』には、「近代百年カレンダー」の他に、「こんな作家が生きていた」「はみだし人間考*2」「30年その月その日」「裏表紙(抄)*3」「現代ビジネス案内(三篇のみ)」。

眺めているうちに、紀田順一郎の本が欲しくなり、ネットで探して少しだけ注文する。

同じく尾道で買った(\420)『新版 本の情報事典』1991.1.25出版ニュースISBN:4785200472、「紀田順一郎・監修」とある。「紀田順一郎」とp328にあり、執筆者はだれなのだろうと思ったが、みあたらない。

*1:ISBNの4の次の01は何故旺文社になったのだろう、と思ったら、その前に00の岩波があった。
00 岩波書店
01 旺文社
02 朝日新聞社
03 偕成社
04 角川書店
05 学習研究社
06 講談社
07 主婦の友社
08 集英社
09 小学館
10 新潮社
11 全音
12 中央公論社
13 東京大学出版会
14 日本放送出版協会
15 早川書房
16 文芸春秋
17 大蔵省印刷局
18 明治図書
19 徳間書店
といった具合である(出版社検索で検索できるけれど、どこかに一覧表ないでしょうか。このあとは251から三桁、7501から四桁、87001から五桁、900001から六桁だと思う。七桁はいくつからだろう。)。それにしても、どうしてこういう順番になっているのだろう。最初の方は議員の選挙の届け出順みたいに抽選?
ISBNの最後の一桁はチェックディジットなのだろうと思っていたのだが、岩波書店の本はすべて0であるようだ*(これは間違い。こっちで計算するから入れなくていい、という意味で0を書いているようだ)。各出版社に任されているということなのだろうか。あるいは、岩波では、必ず0になるように計算してISBNを付与している、ということなのだろうか。出版社の数字が二桁だと個々の本に六桁も使えるので余裕がある。
たぶん、後者であるのだろう。チェックデジットの計算式がありました

*2:仕立屋銀次、村岡伊平治、岩本千綱、川島一策、川本匡、木村荘平、岩谷松平、江連力一郎、大泉黒石、原田きぬ、有田音松

*3:図書新聞」に連載されたもの。