京都三条

授業参観を途中で抜け出し、京都へ向かう。昨日チケットショップで買っておいた回数券で阪急電車に。接続がうまく行き、思ったよりも早く着く。烏丸までと河原町までとは、運賃が違うのだが、回数券のお陰で河原町まで行けるので、足を伸ばし三条のブックオフをさっと眺めることにする。

ところが、さっさっと見たつもりが、レジで時計を見ると、研究会の開始時間直前であった。タクシーで行くことも考えるが、どうせ遅刻だし、とバス停に走る。ここでは連絡があまり良くなく、随分遅刻してしまう。

教室の前から入ることになっていて、身を縮めるようにして入るが、手に提げた青い紙袋が恥ずかしい。私の癖を知る人が「あいつ、またブックオフに寄ってきたな」と思うことであろう、と。

その誤解(正解なのだが)を解くために、手渡すつもりで持ってきた印刷物をブックオフの袋に移して、その中から印刷物を取りだしながら知人に挨拶して回る。知人からも、「のけぞり」*1などを頂く。



ブックオフで買ったものの一つは、鹿島萬兵衛『江戸の夕栄』中公文庫ISBN:4122004330、105円。持っているのだが。中公文庫BIBLIOで出るISBN:4122045266、知らなかった。
阿部善雄『目明し金十郎の生涯』中公新書ISBN:4121006046、多分初めて買う。
鈴木修次『漢字情報力再発見』創拓社1990.5.1刊 ISBN:4871380998PHP新書の再刊ではないかと思うが、はしがきにもあとがきにも(その前後にも)、その旨の記載がない。没後の刊行ではないかと思うのだが、巻末の著者紹介に没年の記載がない(生年はある)。PHP新書は持っていたと思っているのだが、出てこないので、この際、と700円で買う。調べると、PHP新書の題名は『漢字再発見』ISBN:4569209432 、副題は同じ。鈴木氏の没年は、国会図書館NDL-OPACがメンテ中なのでwebcatで見たが書いておらず、都立図書館のOPACで調べて、1989年と分かった。

*1:「抜刷」の戯称です。「別刷」とも言いますが、製作過程を考えると、「ぬきとじ」「べつとじ」なんでしょうけれども、名は体を表さないのであります。