買わなくてよかった本なんて本当はない
昨日、「買わなくていいものまで買ってしまう」と書いたが、本当はそんなことはない。正確に言うならば、「あえて今日買わなくともどこかで見ることができるから急いで買う必要がないものまで買ってしまった」というところでしょうか。
昨日の段階では、「買わなくても良かったかな」と思ったものの一つが、福武文庫の紀田順一郎『新版 古書街を歩く』ISBN:4828832467。新潮選書版を持っているし、300円という値段に悩んだのだが、古本本は古本であまり安くならないこともあって、購入したものだ。
せっかく買ったのだから、とぱらぱらと見てみたり、新潮選書を引っぱり出してみたり。新潮選書のカバーに書いてある推薦文は、すっかり忘れていたが、星新一によるものだった。
興味深いことで、まったく覚えていなかったこともある。『類聚近世風俗史』がゾッキ本の常連だったことなど*1。
やっぱり買ってよかった。