四天王寺まいり

今日は、四天王寺古書市

職場によってから、出かける。

電車に乗ろうとしたときには10時を回っていた。財布を見ると時差回数券が切れていて、普通回数券しかない。それで、買おうとするが、新札も使えてカード式回数券も買える販売機は一台しかなく、しかも人がお金を入れた後、首を傾げている。ここは切符売り場のすぐ横がホームなのだが、急行が入ってくるのが見えたので、回数券購入をあきらめて、財布の中のカードを改札機に放り込んで飛び乗る。
そこで気づいた、普通回数券を放り込めばよかったのに(降りるときにラガールカードと併せて2枚放り込むわけだ)、ラガールカードを放り込んでしまったのだ。10円ばかり損した。けちな私は少し落ち込む。

会場に着くと、暑い暑い。

最初調子が出ず(いや出過ぎて?)、買わなくていいものまで買ってしまう。
日頃のブックオフ感覚で買ってしまうのだが、そんなことをしていたら、時間と体力と財力が続かない。講談社文庫の黄色も、内容にはあまり興味がなくても100円だったらつい買ってしまう。中公文庫もついつい何冊か。杉山茂丸『児玉大将伝』ISBN:4122016398 岡本柳之助(平井晩村編)『風雲回顧録ISBN:4122016916

とりあえず、今日の収穫。

鈴木朖『雅語訳解』 500円 後半部やや虫多し。
皆川淇園『実字解』天地人 二篇上中下 六冊 3000円*1 弘化のものだが。(漢語文典叢書()5巻のは明治らしい)
俳諧をだまき綱目大成』(内題)元禄十六年 かなり状態が悪い。500円。
原瑜『雙桂館詩軌』(内題)巻三までの一冊存 300円 小本 『国書総目録』では、『唐明詩軌』で載っているものだ(見返しに「漢魏六朝唐明詩軌」とある)が、そこでも、刈谷図書館の巻三までのみ。柱題「詩軌」
三宅橘園『助語審象』中本 中下 各300円 漢語文典叢書2ISBN:4762922080

今日のおまけ。
『阿呆礼讃』昭和28,養徳社という本で著者は「岡島藤人」という人だが、古本屋の付けた紙には「君島藤人」とある。草書で記されたものが読めなかったのであろう。発行者から推察されるように天理教関係の本。まったく内容には関心がなかったのだが……


*1:一冊500円の山から抜いて揃えたので嬉しい