世事

「競合脱線」という語の使われ方は、かなり多義のような気がします。

単に、複数の要因が脱線を引き起こしたもの、だとか、主たる要因はないものの細かな要因の積み重なりによって脱線してしまったもの、だとか、もっと具体的なものだとか。



昨日疑問に思ったことは、その後浮かんだ疑問「処分後の復帰の仕方」を含め、新聞である程度解消。

昨日書いた「タコメーターのようなもの」はいい加減な表現だったが、「運転記録の残るもの」の謂だった。緊急ブレーキ直前のものはあるようですね。

120kmから70kmに落とすまでにどのような手順で、と書いたが、どの程度の距離・時間をかければ、乗客への不快感なく速度を落とすことが出来るのか、という疑問がまずあったわけである。

また、「制限速度の120km以下」というが、定刻運転のための目安の速度はないのか、という疑問もある。「いつもより速かった」という「いつも」が、どの程度の速度なのかが知りたくなるわけである。

ブレーキの片効きなんてことは、構造上ないのかな。



「未熟」と思われる人の操作により、なにかよくない結果が出たときには、それはその人の未熟によるものであろう、と思ってしまう。本人も「またやっちゃった」と思ってしまい、機械に起こった不備に気づかない、ということがある。手を打たないままに、操作を再開して、より大きな悪結果を導いてしまう、ということになってしまうこともある。



そういえば、私は子供に、「絶対に自転車の両手ばなし運転はするな」と言っている。なぜなら、自転車が小石を踏んだり、わずかにでもスリップしたりしたときに、まったく修正が出来ずに転倒に直結するから。せめて片手でも添えていれば修正は出来るのに、両手ばなしでは、まさに「お手上げ」である。

追記 19:20
オーバーラン8メートルでなく40メートルだったそうだ。考えてみると、乗客証言の三両分というのは、8メートルとは全然違うのだった。うっかりしてました。