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先日、大阪古書会館で買った宇野信夫『はなし帖』文春文庫ISBN:4167237024に。

宇野信夫『まちがい言葉おかしい言葉』河出書房新社 昭和63.1.25 ISBN:4309004814
のデータを引っぱり出した。

目次

 まちがい言葉
「ごねる」と「ごてる」
「性根」と「根性」
「ほごがみ」と「ほごし」
見るかげもなく
「トバ」と「ドバ」
魚釣り
とても
梵妻(だいこく)と腎虚
「にい盆」と「はつ盆」
きんの草鞋
クモ丹とウン丹
「ら」抜けと「も」抜け

おごる
もなかと最中
自国語
宣伝と喧伝
幕ま
ありがたなすび
金棒(かなぼう)ひき
全部
欲しい
女心と秋の空
九州の名月
とちる
弁慶のコブ
無料(タダ)
「吉原土手」と「日本堤
眼線
お言葉の中
ワル役
はやのり
言葉は国の手形
あがりばな
ゴキントさん
どじをくむ
さんじゃく
てごちにおえない
近江源氏の流れ
「気味が悪い」と「キビが悪い」〈「惜しい」を「ほしい」、「みたく」という下町の言葉〉
じょうにん
年をとって世の中に
情熱慕情〈「情熱」としたのは川上眉山だという〉
はやり言葉とはやり唄
餅屋は餅屋
東京なまり
「恨まぬ」と「羨まぬ」
「小判」と「一両」
時点とこの際
「に」と「と」
のろける
認識不足
口説く
たっしゃと立派
努力の努の字
長袖
噺家の駄洒落
貧乏は美徳
眼に借り
ぞっとする
あがる
「異人」と「異国」
ごまをする
分限
「手」と「いとみち」
米をこぼした
 おかしい言葉
無礼な奴だ
顔を立てて下さい
おはよう
なめないで
一指も触れないで
板前は無口
じいよ、久しいな
子供がひきつけた
ああ、びっくりした
けち!
明治の名優
うるさい川柳
サルマタを買え
芝居はおでん
ボクの家内はショ女
人の物をロハで
すぐ出るんです
まだ早い
まずいのずい
全学連
蛋白が出ないで
おつかれさま
女の肌も知らねえで
タダの医者
やりたいだろうなァ
あなたの名は
二度とふたたび
千羽鶴
餅とシャケ
名刺神宮
あれはとまらぬ
テレビ俳優
鯰が人を食う
職人と芸人
値段はおんなし
女房にあたった
年に一どの菊
売ってもいいよ
死ぬほどの運
どちらが利巧
いまわのきわ
腹にないことを
月を指す
左手でうつ
菊吉猿
終点まで悪しからず
羽織りを着ておいで
たたかいてえ
世の中は電車
親切な寺
講談は速記で
マイクはキビがわるい
その顔忘れるな
三升家小勝の辞世
枯淡
一枚の紙にも
しっかり抱いてくれ
慈恭の悲しみ
四日御飯が
金持になりたい
恩返しはしません
いろけ
享年六十五歳
他人でいるのつまらない
おぼえてらっしゃい
あとから三味線
たんか
血を見たかった
一世一代のたんか

著者より

『はなし帖』のうち、「言葉のはなし」の目次。

一 言葉のはなし
言葉の味
 羽織りをきておいで
 「に」と「と」
 「たっしゃ」と「りっぱ」
 昔のいい言葉*
 ころしもんく
 同じネクタイ
 お早よう
 嫉くない
 後ろに眼はねえや
 講釈の面白さ
 落語の面白さ
 「ごねる」と「ごてる」
 かなづかい
 おぼえ帖から
 それらしい
 役者
おかしな言葉
 御用達
 長おしの槍
 性根と根性
 「トバ」と「ドバ」
 「全部」と「みんな」
 欲しい
 九州の名月
 ことわざにも時の流れ
 くちぐせ
 女の肌も知らねえで
 最も下劣な言葉
 いまわのきわの言葉

他に、講談社文庫の『うつくしい言葉』ISBN:4061841475

うつくしい言葉
 言葉のあら
 うつくしい言葉
 なつかしい言葉
 咄嗟の言葉
 ぞんざいな言葉
 歌舞伎の外題
 一度覚えたセリフ
 此のぬし
はつ恋
 はつ恋
 良妻物語
 悪妻物語
 ある道の裏おもて
 隠れ簑の記
 助高屋高助
 めぐりあい
 私の師匠
殺し文句
 悪いと思ってることをなんでやる
 ボクの家内は処女
 いつまで、他人でいるの、つまんない
 あとから三味線が
 ひとのものをロハで
 嫉くない!
いまわのきわ
 いまわのきわ
 縁談
 二老人
 二名人
 一冊の本
 座右の書
 踵と怪談囃
刺青と稲妻
 刺青と稲妻
 岡鬼太郎
 川尻清潭
 露伴
むかしの芸人
 蝶花楼馬の助
 桂文楽の話
 役者らしい役者
 宗十郎の洒落
 珍優
 女衒の命令
 燒鳥で一杯の顔
 ある芸人
 菊吉
 虻もたからねえじゃァ困る
 風流役者
しょんべん鐘
 しょんべん鐘
 与謝野鉄幹
 旧仮名
 古い本
 文学少年
 荷風
 終戦直後
 伝説
 枯淡
 近松と私
 大工の心配
まずいのずい
 クモ丹とウン丹
 私の小説
 セエモク風鈴つきの碁敵
 まずいのずい
 南北と私
 置き忘れた荷物
解説――西山松之助
『しゃれた言葉』講談社文庫ISBN:4061832778
しゃれた言葉
 ある日友人がきて〈叱るべき、粗母、今年未完成〉
 言葉について十章〈きがえる、御用達、きゅう尺……〉
 言葉とがめ〈ぴったし、らを抜かす、ともかく(も)、……〉
 たたかいてえ
 役者の句噺家の句
 圓生からきいた話
 正月の女
 釈場の木枕
 処女作
 おはぐろ溝の古本屋
 これからですよ
 噺だけの噺家
 わからない文章
独り言
片すみの話
捨てゼリフ
 泥棒の講義
 名優の抗議
 歌舞伎とは
 捨てゼリフのうまい役者
 何かにつけて六代目を
渾名はしゃれ
遠い日の感傷
三遊亭圓生の言葉
 三遊亭圓生・その死
解説・土岐雄三
(詳細目次・一部未入力)
『味のある言葉』講談社文庫ISBN:4061836579
味のある言葉
みじかい言葉
 「時点」と「この際」
 「梵妻《だいこく》」と「腎虚
 「幕あい」と「幕ま」
 「餅」と「鮭」
 「大そう」と「とても」
 「小判」と「一両」
 「徳吉」と「のりよし」
 「ぞっとしない」と「ぞっとする」
 「気味が悪い」と「キビが悪い」
 出歯亀
 ゴキントさん
 「あがる」
 「異人」と「異国」
 さがっちゃこわい
 年に一度の菊
 「釣り」と「魚釣り」
色悪志ん生
言葉の小箱
 職人と芸人
 怪談
 あの店この店
 どうもどうも
 最後の一念
 會水庵てんまつ
 春の風邪
 人間のうつわ
 毒消し売り
 二人の江戸っ子
 良寛と屑屋
 大きな鼻の青年
 「褒める」と「褒められる」
 三つの恩
 良寛秋の歌
 大蔵屋小切手
なつかしき日々
解説・飯沢匡
(詳細目次・一部未入力)