今日は、午後からある文庫を見せてもらいに行くので、その前に、少し足を伸ばして、ツイン21の古書市に行くことにした。11:00開始ということだが、着いたのは10:50ごろ。まだ白い覆いがかかっているが、少しずつ外されているところだった。会場には別に入口などがあるわけではなく、既に見始めている人もいるので私も見始める。

上野陽一編『事務必携』昭和9.6.20発行 11.10改訂15版 昭和11.8.10 25版 文庫サイズのやや横広。同文館
「第四編 文章」に「漢字はほろびる」「文章合理化の理由」「新カナズカイ法」などある。「第一編 總論」「第二編 日常執務」「三 計算」「五 印刷」「六 通信事務」「七 文書整理」「八 事務室」「九 事務の自己診断」「十 事務用機械器具」「附録 新かなづかひ法細則、常用漢字檢字表」
編者の上野陽一には「日本産業能率研究所長」の肩書きアリ。調べると、産業能率大学創始者であるとのこと上野彦馬の甥でもあるらしい
「資料は余の研究所々員一同の勞によつて集められ、編緝は專ら高田琴三郎がこれに當つた。」「……カナモジカイ發行の各種パンフレットから得た資料が少くない。」
200円だったか。

木村荘八『東京の風俗』冨山房百科文庫 前田愛*1解題 ISBN:4572001146 300円
立石駒吉『坐談法』*嵩山房 明治43.6.15 後藤新平*2
偉人史叢編輯部編纂『座右之銘』明治31.12.11初版印刷 32.2.1 増補三版 33.1.1 大増補訂正七版 東京裳華房 文庫サイズ*3

*1:前田愛はキーワードに三人居るようだが、現状では、どの人の「公式ページ」にも、タレントのページが入っている。

*2:「坐談の目的」、「坐談の方式」、「大膽と細心」、「坐談と教訓」、「信用、世辭、虚榮心」、「殷勤と恐縮」、「無遠慮と批難」、「滑稽と奇言」。文庫サイズ、クロスハードカバー。書名は見えぬが「嵩山房」あり。

*3:裳華房」がキーワードになっていたので見てみたら、「自然科学系出版社」とある。たまたまの同名かと思い、サイトを見てみると、「上京して、初めて手がけたのが「偉人史叢」というシリーズ」とあった