仙台南方

萬葉堂鈎取店に行こうとバスで出かける。バスの本数はあまり多くはない。掛かった時間は忘れたが、料金は370円。降りるとすぐであった。さほど時間がないので、一階はざっと眺めるだけにして地階を見せてもらう。方向感覚がおかしくなりながら見てゆく。なかなか自分好みの本の集まっている場所に行き着かず、まさか手ぶらで地上へ戻ることになるのではなかろうかと危ぶむが、いざそれらしき場所に行き着くと、財布との戦いである。使い切ると懇親会等に出る金がなくなる。
送付することにしたので、何を買ったのかは書けないが、明治大正頃の漢和辞典類を数点などなど。
バスで街まで戻ることを知ったお店の人が、わざわざバス停まで送ってくれて、遠回りではないバスを教えて下さる。仙台駅行きではなく地下鉄の駅に行くバスにする。長町行きであるが、もうじき長町駅であると思しきところでブックオフが見えたのでつい降りてしまう。バス代はたしか230円。
何も買うものがなく、とぼとぼと地下鉄駅に向かう。長町南駅の上の西友で昼食をとると疲れが出てしまう。地下鉄に乗り会場へ……しかし、地下鉄駅から会場まで思ったよりも遠い。