「博士」の続き
「学位の時にはハクシと読むように定められている」というのは、伝説の類ではないか、と書いて*すぐ、Yeemarさんの「博士―ハカセとハクシ」に行き当たりました*1。穂積陳重『法窓夜話』**2に、学位令発布当時の森有礼文部大臣が、ハクシと呼ぶべきだと言ったようです。
でも、その発言が今も生きていて、「ハクシと読まないのは俗」とまで言ってよいのか、という疑問は残ります。「ハクシ」と漢音で読むのが、ペダンチックなもので、それが「学位」とよく似合っていた、ということは言えるのでしょうが。
後日の補、2007/12/26
*1:Yeemarさんのページは全部目を通したはずですが、忘れておりました。
*2:http://web.kyoto-inet.or.jp/people/t-shinya/yowa23.html にも。