成果の一部

沼波瓊音編『名流俳話』大正五年初版 11年5版 四六判 300円
淡島寒月「国の手形」あり。『西国曲集』という俚言俳句集を紹介し、さらに、自身の作したものも掲げる。
 安芸広島 ごっちゃれや西条柿を枝ながら (『西国曲集』)
 長州山口 秋の日やろうまをつまんそうけ持て (寒月)

「そうけ」、「「笊籬」をイフ」と註されている。イカキですね。箕(ミ)というのも同じものを指すこともあるでしょうね。私の言い方では「しょうけ」。「えびしょうけ」というのもありましたが、小学校の時、外の掃除で使っていました。


福原雨六「おらゝが国の春」p161-170も方言に関わる文章。