「いぎょう」

myrmecoleon さんからコメントで「ほぼ総ルビ」とお教えいただいた、杉本好伸「翻刻 飯田市立中央図書館蔵『稲怪録』」『安田女子大学大学院文学研究科紀要』11-12を見ました。
そうすると「稲生」には「いぎやう」と振ってあるのですね。


「いのう」は「いなふ」から来ているのでしょうが、「いねふ」だったら「イニョー」になります。これが「いにやう」と書かれ、そこから誤写で「いきやう」となったものでしょうか。
(あるいは、音声を媒介として「nyo」を「ŋyo」と聞き誤った可能性もあるか。)