柿村重松の『本朝文粋注釈』が公開されたのはうれしい**1。この本、価値も高いが、古書価格も高いのだ。けれども、最初の画像を開くと、欠丁がある旨の注記があるラベルが見える。そこには、「複本あり」の文字も見える。
しかし、落丁のあることは、書誌情報には記されていないし、複本の画像が公開されているわけではない。たいそう残念。(目次の「作〓列傳」が「作者列傳」で、「者」が点付きのだからこうしているだろうけれど……というのは、先日の繰り返し。)
落丁といえば、前から公開されている井上哲次郎の『日本○○学派の哲学』のどれかにも乱丁のがあったと思うが、どれだったか。