クーラー断ち２
研究室のエアコンのリモコンは、相変わらずまだ出て來んわけだが、隣の部屋からリモコンを借りてくるとスイッチが入れられることが分かった。やや面倒なので、借りに行かずに汗を流す日も多い。
一方、自宅である。私の本などを置いている部屋のエアコン、設置した翌年に、もう冷えなくなった。修理を依頼すると、ガスだけ入れて済まそうとする。「これだと、毎年、ガスを入れねばならず、保証期間が過ぎると有料になるし、持って帰って修理してくれ」というと怒られた。「この暑い夏の時期に持ち帰るのは、お客さんのためにならないので、親切にガスをいれてやったのに……。この部分は五年保證です」。「いや、今修理して欲しいのです」「今混み合っていますから、戻ってくるのは夏が終り秋になっていますけど！」
押し切られてしまった。
翌年、案の定、冷えない。しかし、あの修理員が来ると思うと、気が重く、電話出来ない。思う壺だ。それが去年で、結局冷えないままだった。今年、ああ、気が重い。今年修理しないと保證も切れる。
