日本語を破壊出来ているか
ルー語だとか、詩人が日本語を破壊する、とか言っているけれど、あんまり破壊されているようには思わない、というようなことを時折言うのだが、
- 作者: ルー大柴
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2007/07/31
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文法に関しては日本語とほぼ同じです。
とある。
さて、何処が違うだろう。
副詞
外来語副詞がありそうだ。日本語の中に漢語副詞は多いが、外来語副詞はない(と思っていた)。「〜に」の形でなければ連用修飾できないのだ(「〜と」もなさそう)。
ところが、これがルー語にはあるのだ。
飛行機がアゲイン揺れた。
エスペシャリーおもしろかった
オールモスト死にかけた
のようなもの*2。
漢語副詞ならこれまでもあったわけである。
飛行機が再度揺れた。
断然おもしろかった
という具合に*3。
こういう、外来語副詞は、今後ひろがりを見せるのか。
これまでにも、海援隊「あんたが大将」に、「パハップス・メイビー、あんたにゃ分からんめーもん」というようなのがあった。歌謡曲に、外来語というよりも英語が混入していることは、伊藤雅光氏の指摘しているところだ。
このようなものが、日常語に入ってくるだろうか。