シリーズ

2週間ぶりの京都。
今日は寝不足もあり、どこにも寄らずに、とも思ったが、尚学堂へ。
200円コーナーに、シリーズものが置いてあり、2冊ほど買いたいものがあった。しかし、そのシリーズを見ると、11冊あって、1冊だけ欠巻がある、という状況で、つい全部買ってしまう。
昭和20年代禅宗関係の本なのだが、ところどころに唐音語が散らばっているような気がしたからである。最初から買おうと思ったのは、諷経関係のもの。


他に、三音四声字貫(高井思明編・市川清流校訂)の端本を一冊(辰だから12冊の内の一冊ということだろう)。


京阪・キクオに寄る元気はないが、大学堂は入ってしまう。結局何も買わず。


阪急の中で、『三音四声字貫』をみる。この「三音」は漢音・呉音・唐音で、多分、磨光韻鏡によっているのだろうと思うが、「俗音」も記した場合があるように書いてある。いわゆる慣用音だと思われるが、実際にそれを記したところがなかなか見つけられない。「染」もゼン・ネンだけでセンを載せていない、「次」もシ・シでジがない(俗音ではなく別の意味の音として)など。「毎」にマイが俗音として載っている(漢音バイ・呉音メ)のをようやく見つけた。


端本を他にも持っていた気がするが。