拝読

http://www.daito.ac.jp/~jtogashi/t08a.html

かの*1節、ツンとデレの両方を、主人公だけが知っている、というパターンがある、といいましたが、主人公だけが気づいていない、というパターンもありそうで、その場合、読者は、ツンデレ表現があることでそれを知るわけなのですね。


また、その後、ツンデレ表現というのは、負け惜しみ表現と通じる部分があるような気がしております。


また、つっかえは、内気な性格を表わすためにも使われる*2ので、そうではない、ということを示すために、「発話末の強調」がなされるのではないか、という気もします。


マンガは苦手ですが、歌謡曲の方では、つっかえ等は出て來にくいものの、アイドル歌謡の場合、もてない男が、ひょっとしたらあの子が自分を好いてくれているかも知れない(そうは見えないけれど……)、と思わせる効果が求められる側面があって、ツンデレキャラが求められる面がありそうです。

「てあげる」が関連しそうです。


薬師丸ひろ子の「すこしだけやさしく」というのがありますが、
「少しだけやさしくしてあげる」「少しだけ冷たくしてあげる」
というのが出て来ます。松本隆作詩ですね。
http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND2704/index.html
「冷たくしてあげる」なんてのはうまいですね。


松本隆には、松田聖子「レッツボーイハント」というのもあります。「やさしくしてあげる」があります。
http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND7135/index.html



・男性を落とすための作戦としてのツン(ないしクール)
松田聖子「イチゴ畑でつかまえて」(松本隆
http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND13147/index.html
「〜てもいい」が出て来ます。


石川ひとみ待ち伏せ」(松任谷由実
http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND4253/index.html
「気のないそぶりして」ですが、ツンデレ表現はありません。クールなのでしょう。


・これまでツンだったけれどこれからはデレよ
夏木マリ「お手柔らかに」(阿久悠*3
http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND980/index.html
ここまで開き直ると、もうギャップはありません。



と、「ツンデレ表現」には関係ないことまで書いてしまいました。