戦時加算

著作権の戦時加算は、多くの場合、五月下旬に切れる。3794日が、10年と五ヶ月弱だからだ。
今年は、1945年没のアンリ・マスペロの著作権が、敗戦国・日本で著作権ぎれ、となる。本国フランスでは、アメリカ同様、死後70年であり、あと10年近く続く。

このあたりは、「星の王子さま」で話題になったことと同様だ*1。ただ、私が目にしたのは、翻訳についてであって、フランス語の原文を日本のサイトに載せる、というようなことについてはどうなのだろう。

法律上は可能なはずだが、ちょっと勇気がいるな。フランス語のメールが来ても無視できなくなるし。

なお、中国は死後五十年で戦時加算もなく*2、去年出た訳本*は、著作権のないものとして扱われたのだろう。

*1:星の王子さま」は、開戦後の作品だから、戦時加算期間が短かったのだろうか、五月でははなかったようだ。

*2:中国が日本に対しても戦時加算のないことを、しばらく知らずにいた。

本棚

南陀楼綾繁さんの「ナンダロウアヤシゲな日々」2006-05-07*で紹介されている、内澤旬子さんの新刊『センセイの書斎』は、三省堂ぶっくれっとで連載されていた「本棚探検隊」*1を元にしているのだろう。前、見たときには*三省堂のサイトに文章だけ(イラストなし)で載せてあったが、今はない。
三省堂ぶっくれっとの124-153号の目次があるので*南陀楼綾繁さんのページと比べるとどれが新しい執筆かわかる。


なお、三省堂ぶっくれっとの古いところの目次は、「本の目次を写すは楽し」に載せていっている。ぶっくれっとばかりじゃ飽きるので、別の本の目次を、日付を遡って入れることもある。

*1:134号(1999.1)から休刊の153号(2002.3)までの20回。

東京計画

金曜日は13:00までに小金井の学芸大へゆかねばならない。昼食をサンドイッチなどにするにしても、慌ただしい古書会館になるだろう。

土曜日は、10:00からやはり学芸大。これは場合によってはモゴモゴと思ったが、聞きたい発表なので参加する。午後の会は14:00からだが、間の時間に打ち合わせがあるので、抜けることが出来ない。

日曜日は一日中、学芸大。ということで、せっかく中央線沿線にいるのに、高円寺の古書市に行けない。くやしい。

この三年ほど日曜の夜に集まりがあるので泊まることになっていて、月曜日に早稲田などをめぐることが出来ていたのだが、今回は、月曜日にも別の集まりが入ってしまった。


うーむ。つらい。コッケンというところを初めて見に行く*1のは楽しみだけれど。

*1:旧コッケンにも行ったことがなかった。