金曜日に買った本がようやく届く。

中野美代子『沙漠に埋もれた文字―パスパ文字の話―』塙新書
文庫で持っているが(ISBN:4480081658)、書き加えていないものが欲しかったので(ASIN:B000J94P8A)。文庫版では、福岡での(元寇船が沈没した場所からの)パスパ字で書かれた印の発見について、冷静さを失った批判が気になったことであった。特に、パスパ字からローマ字への服部四郎式転写を「私特有の表記法」と言っていたのがよくなかった。この新書版は、ちくま学芸文庫版よりは落ち着いて読めるであろう。
都筑道夫編『地理面白事典』21世紀ブックス
同じ21世紀ブックスで同編者の『日本語面白事典』の隣に置くべく。『漢字面白事典』は持っていなかったっけ。
大町桂月『誤れる文字文章』大正4。
「言葉とがめ」
『美しい日本語ハンドブック』日本漢字検定協会 1990
「言葉とがめ」
薄田泣菫『艸木蟲魚』創元選書
新字新仮名で青空文庫にあった。 
関善造『印刷ガイド』誠文堂新光社 昭和45
 
田熊清子『小間使の日記』国民教育社 昭和25
 本書は、若く美しい小間使、田熊清子が、次々と異常な家庭を巡礼しつつ、次第に人間性に目ざめて行く姿を記録的に綴った日記である。
とあるのは、筒井康隆家族八景』を思わせる。
 著者は、幼少の折「父の急死」によって不遇の身となり、学校卒業後「小間使」として流浪しつつ、最後は悲恋に終わった愛人の精神的、肉体的打撃により、ついにうら若き人生を数十篇の遺稿にたくしたまま、あえなくこの世を去ったのである。
と「編者しるす」とある「序にかえて」にある。編者の名前は見えない。これらが事実であるならば、著作権ぎれとみてよさそうだが。国会のNDL-OPACではヒットせず、webcatplusでは、滋賀県立図書館のみ()。
『貴女の身のまわりの ショッピング事典』婦人公論九月号附録
昭和40年頃? 文庫サイズの横本。

など、各100円。