研究会後の懇親会でやや酩酊。

ある事情で、品切れになっていない新潮文庫、というのを確認していたのだが、なんだかがっくりしてしまった。

高田宏『言葉の海へ』が、品切れになったのは知っていた。岩波に行っている。

井上ひさし『國語元年』の品切れは知らなかった。中公にあるのは、テレビ版のようだ。新潮文庫のは舞台版だった。テレビ版は『日本語の世界10日本語に生きる』*1に入っていたものだから、元のさやに収まったと言えば言えるのだが、「花子さん」や「国語事件殺人事典」はどうなったのだろう。入っているのだろうか。

星新一『夜明けあと』は本当に品切れなのか。出たばかりではないか。これの面白さは、『新聞集成・明治編年史』や森銑三『明治東京逸聞史』*2によるところが大きいのだとは思うが、ちょっとびっくり。

*1:筒井康隆「現代の言語感覚」も入っているが、筒井康隆『言語姦覚』の方が、『日本語の世界』よりも先に出てしまって、初出情報に『日本語の世界』のことが書いていない。

*2:平凡社東洋文庫平凡社ライブラリには入らないのか。