記録

阪神タイガース藤川球児投手が、79試合登板で、西鉄ライオンズ稲尾和久の持つ記録を抜いた。それについて、藤川投手は「稲尾さんは42勝していて全然違う」というようなことを言っているようだ。謙遜するのはいいが、42勝ではなくて、400イニング登板していることを言って欲しかった(1961年に、78試合登板、404イニング登板して42勝。ちなみに防御率は1.69)。これが、登板イニングのパリーグ記録で、セリーグ記録は同年の権藤博。これは稲尾よりも多い429回1/3(日本記録は1リーグ時代)。69試合で35勝、防御率1.70、堂々の新人王であった。このころは、沢村賞セリーグだけだったので、権藤が取っている。

そういえば、みなみらんぼうが「腕(肩?)がぎしぎし言うまで投げ続けた男」と稲尾のことを歌った歌があったが、あれはレコードになったのかな。

たしか、300イニング登板を果たしたのは東尾修が最後あたりだろう。