「言霊研究家の哀愁日誌」*で知った村田雄二郎・C.ラマール『漢字圏の近代』*1東大出版ISBN:4130830422、先日購入した。所収の齋藤希史「漢文の命脈」を読んで、見たくなった武田勘治『近世日本/学習方法の研究』をネット古書店で探すが、とても高い(ゴマンエン)ので断念。中之島かな。

そういえば、安田敏朗「国語・日本語・帝国」で参考文献の冒頭に挙がっている『方言改良論』(1888年)*を、数年前に「日本の古本屋」で見付けて、ドキドキしながら注文したのに、「売り切れてます」というメールにガックリしたことがあった。安かったんですよ。3000円以下、いや2000円以下だったと思う。

*1:なぜ「漢字文化圏」ではなく、「漢字圏」にしたのだろう。もとは東大での講義「漢字文化圏の言語と近代」であったとのこと。p5に「漢字による書記体系の圏域(漢字圏)」とあり、また「東アジア文化圏」とあるのが見える。