百万遍

職場に行く途中のチケットショップが臨時休業とのことで、今日は京都行きをやめようかという気になる。後日でも行ける。しかし、書類を二種類提出してしまうと、心落ち着かず、やはり出掛けることにする。
駅への道の途中が工事中なのだが、指定の迂回路はあまりに坂がきついので、池沿いの裏道をゆく。この道を選ぶ人は意外に少ないが、今日はIさんに遭遇。「裏道仲間ですね」と言ったが、なんだか人生の裏街道のようで、失礼だったかもしれない。
行きの電車では、いつもの回数券+ラガール。四条河原町で下り、帰りのチケットを買っておこうと、チケットショップを探すが、確か西北階段を上がってすぐのところにあったはずだと思うのに見付からない、ふと見ると百万遍と書いたバスが見えたので、それに飛び乗る。このバス停からも出てたのか、と思ったが、何と白川通り経由。農学部前で降りる。

会場に着いたのは二時前。まずは百均から行くが、あまり楽しくない。和本の中に「詞のちかみち」の袋が絡まっている本があった。「ことばのちかみち」本体がないかと辺りを探すが見当たらず、関係ない本だが、その絡まった本とあわせて百円ということだろうということにする[「ということ」の重複表現。後ろめたさが感じられる。]。袋だけ買うのがなんだか癪だったわけだが*1、こういう時に、1冊百円ではなく、一袋五百円が有り難いことを思い、最終日にもう一度来ようかと思ってしまう。

  • 城戸千楯『和歌 ふるの山文』は、何かの形で持っていると思うが、明治43年(二十二版)積善館
  • 夏目延雄『小倉百人一首早取法』昭和二十八年 博文堂

あとは、和本の置いてあるところとか、黒っぽいところを中心に見て行く。

今日、一番うれしかったのは、

  • 『隠語小辞典』三一新書510 1966.1.6 2冊500円(赤尾)のうち

かな。これで三一新書の、『現代の流行語』『現代の常識/外来語』が揃ったわけだ(序文によれば三部作)。

三一新書といえば、

は持ってるが、

は未見。三一新書はまだ探さなきゃ。


でも、三一新書よりも、

  • 坂本健一『社会文学辞典』宝文館 明治36 三冊500円(赤尾)のうち

こっちの方を喜ぶべきか。

先日*、『明治文学全集』の持っている巻をメモしておかなければ、と書いたのにメモしていなかった。今日は、三冊500円のところに出ていた。一冊だけ200円で購入。
で、今からメモする。1,2,3,16,17,18,20,22,41,42,43,50,54,55,56,64,65,67,68,69,70,71,74,75,76,77,81,82,85,86,89,90,93,索引
他にもあるが、確実なのはこれだけ。

帰るときには、四条河原町であっさりチケットショップが見付かる。やはり駅からの階段のすぐ横。さっきは昼休みでシャッターが下りたりしていたのか? 阪急全線の切符を400円で買って帰る。

*1:袋一枚ではなく、本一冊になり体積が増えてしまうことになるのだが。