でやんす

本棚から、『彷書月刊』1993年6月号「青い眼のニッポン人 ブラック親子」というのが出てきた。『ヤング・ジャパン』のJ・R・ブラックと、快楽亭ブラックである。二代目快楽亭ブラック「初代と"あっし"」など、特集記事を読んだ後、巻頭エッセイの三井葉子「雄鶏雌鶏(下)」の文字列が目に飛び込んできた。「男の人でやんすか」……

違った。「男の人ですやんか」だ。関西弁だ。快楽亭ブラックの「居りァした」などの言い方を眼にしていたのが誤読の一要因だろう。