大学略記について
どこかに連れて行ってくれと言う子供と一緒に、古本市場へ。
- 作者: 添田建治郎
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2005/06
- メディア: 単行本
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そのなかに、
- 山口大学は「口大」なの?
という項目があった。著者は山口大学教授。
http://kotobakai.seesaa.net/article/8173720.html
この話題。
「文部省文書処理規程(昭和43年訓令1号別表1)」に従っている、ということでした。
これらの名称は、「略称ではなく人事関係文書記号である。」「学外からの文書を受け付けた時、学外へ文書を発出する時、学内の部局間のみで文書を発出したり授受したりする時などに、文書記号番号の一部(先頭に記載)として用いている。」とのことであった。当然、各大学独自の判断で名乗っているわけではなく、「文部省文書処理規程(昭和43年訓令1号の別表1)」に従っているわけである。
東北大学が「北大」、北海道大学が「海大」であることにも言及しています。
ただ、全てに振り仮名が付けてあるのですが、これは各大学にアンケート調査をしたということなので、それによっているのでしょう。
さて、問題なのが、福井大学の公式略号を「福大」と間違えていること。これは「井大」とあるべきところです(ひょっとして、福井医大と合併して変わってしまった?*1)。そして、福島大学も福井大学も福大なのだから、山口大学も「山大」でいいではないか、と書いています。
現に山口大学や地元では、「ヤマダイ」と言っているわけです。
*1:だとしても、昭和43年時点では「井大」のはず。