我が世誰そえ 常ならむ

亀井孝氏の仮説、いろは歌は四十八だったかもしれない、というのは、月刊言語の投稿欄「言語空間」(1978.12)で発表されたが、小松英雄『いろはうた』中公新書ISBN:4121005589、「発表されたのは遅いが、ずっと以前からの考え」と記されている。

「ずっと以前」と言っても、どれぐらい古かったのか。意外にも、

に書いてある。p219-220。
亀井氏が、橋本進吉博士の前で発表したもので、それを金田一氏は感心して聞いたが、橋本博士は、「そうした文献があれば大発見」と言ったきりだった、というもの。